続きです。
高滝ダムの上を自転車は滑ります。
静かなダムで、車以外では
バイクのツーリング客がたまに、
サイクリストは一人くらい見かけた気がする程度。
残念なことに濁った水に、
紅葉もダムもイマイチ映えず。
そしてもう一つ。
このあたり、標高がせいぜい30m程度。
これほど低い場所にあるダムを訪れたことは
ちょっと記憶にありません。
我がホームの多摩湖・村山上ダムは元より、
同じ千葉県で大山千枚田行きの際に通りかかった
三島ダムでも標高100mはあったのでした。
高滝ダム記念館が青空に白く眩しい。
湖畔の見晴らし良し、
バイクスタンドも有り休憩にも良し。
ただそれでも休憩を取る気にならなかったのは、
ひとえに脚に負荷をかけ高度を稼いだという
満足感に不足があったためです。
このあたり、あまりサイクリストの姿を
見かけない理由の一つかもしれません。
自分としては、
どうしても脚力の落ちている春先なんかに
走りに来るのが適当かもしれないと思いました。
高滝湖の周囲をぐるり廻って、
寄り道から復帰を目指します。
途中、再び小湊鐵道と交わります。
振り返ると
小湊鐵道の踏切と紅葉の山がいい感じで、
そしてそれを狙う鉄ちゃん。
おそらく時刻表でターゲットを
絞り込んでいるであろう彼の狙いは
きっと「里山トロッコ」なんでしょう。
高滝湖に向け久方ぶりの丘を上ると、
(犬は喜び庭駆け回り・・な心地)
小湊鐵道・高滝駅とその向こうに高滝ダムが
ジオラマのように一望できるのでした。
再び高滝湖の南側・本体部分に出ます。
ここから千葉県道168号「レイクライン」
自転車で高滝湖周遊、続きます。