西武新宿線・田無駅に奇跡が降りそして昇る

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西武新宿線・田無駅から今年初めての輪行をし、
午後に同駅に帰ってきました。
いつも埼玉方面の輪行にはこの駅を使うのです。

駅舎の2階が改札階になっており、
改札を出ると輪行袋を抱えて階下への移動には
エレベーターが便利です。
エレベータの1階乗降口はちょっとしたスペースがあり、
いつも隅を輪行袋詰めと荷解きに利用しています。
雑然として狭い田無駅南口には、
他に適当なスペースが見つけにくいのです。

さて日曜の午後の改札階は混み合っていて、
ベビーカーの家族連れがエレベータ前で並んでいます。
しばらく離れた壁際で待って、
誰もいなくなったエレベータの前に立ちました。

乗降ボタンを押そうとしてその下に
「自転車の利用はご遠慮ください」
と注意書きがあることに気が付きました。
・・沈黙。

埼玉方面の輪行に田無駅を使い始めたのが
昨年の春です。

輪行の次のステップへ
たぶん一昨年の後半くらいから ずっと考えていたことに、 秩父方面を走り回ってみたい、 ということがあります。 泊まることはしたくない前提ですが、 自宅からだと 秩父の端までの往復で120kmほどあり、 それだけで自分の航続距離...

それ以来このエレベータを使い始めているのですが、
その間に輪行袋入りとはいえ
自転車を抱えて乗降することを邪魔に思う客から
クレームがついたものでしょうか。
輪行袋をこの駅で見かけたことはないので、
ターゲットは自分である確率が高いです。
動揺したものの
今回は注意書きに気付かなかったことにして
そのままエレベータで地階に降りました。

エレベータの乗降客の動線には
全く抵触していない筈ですが、
そんなに邪魔だろうかと小さくなりながら
乗降スペース隅で輪行袋の荷解きをしました。

その時、奇跡がやって来ました。
アヴェック姿で。
男の方がママチャリを曳いています。
開いた扉からたエレベータに
そのままママチャリを押し込み
しゃべりながら2階に昇って行きました。
・・・自分、唖然。

袋入れ・荷解きを目撃していなければ
輪行袋を自転車とわからない人だっている筈で
それを「自転車」禁止は断定的で、
エレベータを禁止されたら階段か良くてエスカレータ、
エラい酷なことを言うとは思いましたが、
「自転車」が本当に自転車のこととは思いもよらず。

思えば田無駅周辺は高架になっておらず、
歩道橋も付近に無く踏切も駅から離れています。
自転車を曳いてエレベータを使い改札前を素通りし
北口駅前に降りるのが楽、ということなのでしょう。

しかし自転車禁止の注意書きを見ての困惑懊悩、
直後の輪行袋の荷解きの短い時間に
この誤解の解を得られるとは。
なんという奇跡のタイミングか。
これまで改札階でもエレベータでも
自転車を見かけたことはついぞ無かったというのに。
これがなければ田無駅の輪行利用、
ひいてはエレベータ利用を含む輪行方法諸々を
考え直さなければいけないところでした。

しかし考えて見ると地階のエレベータ乗降ボタンに
「自転車ハ遠慮セヨ」の注意書きはありませんでした。
南口からの利用はスルーでオッケーなのでしょうか。
2階のメッセージはボタンを押す人即ち、
北口から来た自転車に向けたものとなる筈ですが、
その人は引き返すべきなのか
重いママチャリを担いで階段を降りるのか
エスカレータに乗るにしても
結構珍妙な光景です。

奇跡の次には是非これを目撃したいところです。

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