続きです。
柳瀬川を越え、
問題の城のある山のふもとに
たどり着きました。
後で調べると、この柳瀬川が城および城下町の
水源であったようです。
地図で見ると少し離れた北にも河川があり、
東側、関越自動車道のあたりで柳瀬川に合流しています。
城は2つの川の間にあった、ということになり、
そもそもの築城は平安辺りかとwikipediaにもあるので、
肥沃な土地柄だったのでしょう。
現在の周囲は田園と人家が空き地ぽつぽつ。
ちょうど柳瀬川と武蔵野線が交差する位置で
駅で言えば新座と東所沢のちょうど中間にあたり、
駅から距離にして2km程度、
徒歩ならおそらく20分以上。
駅に近いとは言えず、
特にお高価い地価ではないように見受けられます。
戦国に引き続き「攻め難い」ポジショニングを
維持しているとも言えるかもしれません。
観光地的フィーチャーありとは言い難いながら
何か期待させる坂を上りにかかります。
坂のカーブを曲がったところ、
これまた微妙な観光用スポット。
「霧吹きの井戸跡」とあります。
現在はもちろん涸れているんでしょう。
また少し坂を上ると、
城山神社の入り口に差し掛かります。
歩きでここまで登ってくる道は別にあります。
自動車・自転車はまた車道を左に上ります。
見てわかる程度で、大した高さではありません。
坂を上りきって上から撮影です。
坂の上は住宅地となっていました。
その先がまた坂を下っているので、
おそらくこの地は
2つの川に削られた台地の突端ということに
なるのでしょう。
後掲ですが、
古墳時代の遺跡もあったということなので、
ちょうど多摩川台公園の古墳群と
似た立地条件なのではないかと思いました。
地図を見ると台地の反対側、坂を下りた先は
大きな道路に面しているので、
現在でははこちらの方が
山の裏側みたいに見られているだろうと想像します。
それでは城址見物に向かいます。
いつものことですが、
どこまで自転車でいけることやら、です。
続きます。
<今日のひとネタ>
電動アシスト自転車がカッコよくなると、
なんというか、際限がなくなる気がします。
今までのスポーツ車さえアナログで、
デジタルの世界が電動アシストのような。
そういう予感を抱かせられるデザインです。
一言でいうと、カッコイイ、です。