房総半島にて棚田を探したのだ(7)山中にて潮風が吹いた気がする

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続きです。

自転車で棚田を見に行くという目的を達し、
後は帰るだけです。
これが地味にツラかったのです。

学生の頃、中国語を選択していました。
中国にも留学していたという若い講師は
現地で鍛え上げられたらしい、
流暢にしてやたら歯切れのいい中国語と
現地の留学経験を話してくれました。
それによると、
土地が広大であるため、
人里離れたところへ出かけて
人に道を尋ねると答えは「あっちだ」。
目印になるようなものもないので
「あっちだ」としか言いようが無く、
視界を遮るものもないので
「あっちだ」で事足りる、
ということらしい。
中国の広大さを物語るエピソードとして、
頭の片隅に記憶していました。

思い出したそんなエピソードに通底・・
していると言えるか疑問ですが、
このエリアの場所と距離表示に
しきりに違和感を抱いていました。

地理的にほぼ四方が海のため、
後にしてきた木更津を始め、
周辺の君津や富津、鴨川などの
道路標示の地名が醸し出すイメージで、
海のそばにいるような刷り込みがされた気がします。

実際の距離的には、
房総半島の中央を南下した形なので
海から10kmから15kmを隔てながらの移動が
多くの時間を占めていたことになります。
あたかもJR新宿駅にて
吉祥寺駅・井の頭公園の案内を見ているが如し。

おまけに鴨川市に入るはるか前から
海鮮とか潮騒とか名のついた店の宣伝がチラホラ。
フェリーの案内看板も見かけました。
観光客寄せの数撃ちゃあたる看板なのか、
海からの流通の利便性からなのか。
11月からクリスマスセールを展開するが如し。

ともあれ山の中でにそんな風に
海想起の字面をインプットされ続けると、
峠を越えると海が広がるような錯覚がして、
しかし当然それは起こらないという
いじめっ子プレイが繰り返され、
ビミョーなフラストレーションが
疲労と共に蓄積されました。
雨続きの中で1日だけ
ようやく晴れた(曇った)日で、
湿度がやたら高かったせいも
あったかもしれません。

またそれは、
車・バイクでの距離感に即した案内や看板内容に
なっていたためかと思いました。
房総スカイラインを中心に
車、バイクのツーリングが賑やかで、
スパイダーのような三輪やオープンカー、
大排気量バイクのツーリング集団を
いくつも見ました。
観光よりもホビー色が強く思えました。
走り屋といった感じのいなかったので
車道上で危険は感じなかったものの、
大排気量の音と集団は、
ぼっち自転車には威圧感は結構な威圧でした。

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県道34号線・長狭街道「道の駅・保田小学校」にて。

廃校となった保田小学校が、「都市交流施設・道の駅 保田小学校」として生まれ変わりました!「守る、育てる、伝える里山広場」を合言葉に、ここ鋸南町の、人・モノ・歴史・文化を集約させた、地域活性化の交流拠点を目指します。

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(2輪・3輪の中にバイクスタンドもありでした)

さてそれなら自転車環境はどうだったのか?
そして明日のゴール到着は何処に?
続きます。

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