大山詣ではこうでなくちゃ(3)いつか来たハケ

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続きです。

府中駅と大国魂神社の前を発し、
自転車は旧甲州街道を進みます。
その距離数百メートルにして、

府中宿・高札場

「府中高札場」が目に入ります。

府中宿・高札場

府中宿・高札場

案内によると、建築は江戸時代後期のもの。
甲州街道と川越街道、鎌倉街道の交差する
府中宿の中心だった由。
その割にというかその故というべきなのか、
大きな宿だったらしい雰囲気を伝える建物は
ここ以外にさほど見受けられないという感想です。

府中宿・高札場

府中宿・高札場

府中宿・札の辻

向かいの古民家カフェの壁には、

府中宿・札の辻

「札の辻と問屋場跡」の案内です。
府中宿の中心としては結構寂しい。

府中宿・高札場と札の辻

高札場を後に、旧甲州街道をなおも東へ。

馬場宿

するとまたすぐ沿道に。

馬場宿

「馬場宿」跡碑登場、いやこちらが到着。
さほど大きな宿ではなかった様ですが、
府中宿のように現在も交通の要衝にあたることもなく
展示がそれなりになされている分、
宿らしさは五分五分といったところでしょうか。

馬場宿

馬場宿

以前に甲州街道巡りを残した周辺で
思わぬ時間を取られてしまいました。
この後は旧甲州街道から現・甲州街道に合流し、
間もなく交差する新府中街道でようよう、
いよいよ南下に入ります。

すると。
切り通しのトンネルを下って出ると目新しくないことに、

ハケの下

場所こそ違え以前巡った府中崖線(ハケ)の
それだったのでした。

ハケの下

(デジャブな地形と景色であります・・・)

本物のハケの道(1)本物が先かミニチュアが先か
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ああ旧甲州街道はハケの上を辿っていたのだな、
と改めて体感したことでした。

御猟場道

そして付近の交差点には「御猟場道」の文字が見えます。
おかりばみち、と読むらしい。
おそらく将軍家の狩場で
ハケ下ゆえの湿地が多かったのでしょう。

しばらく南下を続けると多摩川に出ますが、
ここで大山道のリンクを再掲です。

大山道(wikipedia)

「府中通り大山道」ルートでは
次に「中河原(関戸)の渡し、 関戸、乞田」です。
このあたりも半年以上前に走り回っているのです。

行く当てのない土曜のポタラー(1)暗渠を探検する
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今回は通り過ぎるだけとはいえ、
現・鎌倉街道の多摩ニュータウン通りには
相変わらず目を楽しませる景色や史跡が見当たらず。
通りは広く路面も滑らかでも、用途一点張りです。
鎌倉街道は位置・道として有能過ぎ、
手垢・足垢がつく暇が無いのかもしれません。
不断に使われ続ける幸福は、
古い形を留められない不幸と表裏一体とも言えます。
好意的に見るならば、
味わいが出る数百年前であるだけということでしょうか。

こんな風に、なかなか見知らぬ風景が始まりません。

続きます。

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