続きです。
「越生梅林」に入らず眺め、
あじさい山公園に向かうことにしました。
付近は梅畑がたんとある集落で
その中でも花がまとまってありそうなあたりを
のんびり散走しつつ進むことにしました。
すると夢の如き光景が。
いわゆるサイクリストとは
ちょっと違う楽しみかもしれませんが、
こういう光景の中をろくにペダルを漕ぎもせず
低速でホイールの回転任せで進むと
海を漂うか空を浮遊するかのような醍醐味です。
ちょっとお高価いマシンお高価いホイールの
成せる贅沢ではありますが。
そして観賞用に区切られた敷地の中では
味わえない楽しみではありますが。
そんなことを思いつつ梅畑を逍遥していると、
向こうから似たような速度でロードバイクが
あたりをキョロキョロしつつやって来るもので
笑いそうになりました。
ああこれこれ、という光景が続きます。
道や電柱、
人家や付近の低山が
借景となっているのです。
囲われた敷地の中ではこうはいかないでしょう。
おそらく梅という花は、単体ではその威力を
発揮しきれないのではあるまいか、
ということを考えました。
この屈曲や高さは風景や建物と組み合わさることを
意味しているのではないか?
・・・・。(←余韻です)
そんな思いつきを得たことにきわめて満足し
権威のありそうな書籍や記事で裏付けを得むと
「梅 組み合わせ」で検索をかけたところが・・・
「ウナギと梅干し」系の記事がズラズラ並びます。
食い合わせの話じゃないっっ!
ともあれ梅をたっぷり堪能し終えて
夢の中から脱け出し
自転車は「あじさいの里」に向かいます。
続きます。
<今日のひとネタ>
デジタルガジェットは好き、
ファッションにはさほど興味なしですが、
スマートデバイスは次の段階で
アパレルに向かってしまっているようです。
金属系のカクカクしたものとか
腕時計とかボタンとの形を失い、
衣服になってしまったらオトコの行き場所は、
と思わないでは無いのですが。