多摩湖を自転車のジョギングがわりによく使います。
自宅から約20kmの程良い距離にあり、
着けばちょっとした上りと湖の眺望あり、
気が向けば湖の周りを廻ることもできるのです。
飯能方面に遠出をして帰って来た折、
いつも多摩湖行きに使う道を帰ってきました。
疲れ方がいつもと違うため、
これまでさんざん通っておきながら、
気持ち良さそうだなといつも思いながらも、
素通りし続けた玉川上水沿いは小平の
四阿のある地点で休んでみました。
数年前に橋や周辺が整備された場所なのです。
するとそこにはこれまで気付かなかった
史跡の案内がありました。
アレ? 水衛所とはどこかで見たような。
新宿御苑すぐ近くの四谷大木戸で見た
水番所を思い出しました。
その日は非力な脚の自分では珍しいことに
90kmほど走ってヘロヘロとなった後なのですが、
この時の思考は約20kmを一瞬で飛んで
四谷周辺を走っていました。
そして目の前の玉川上水の水は
同じく一瞬にして新宿御苑沿いに到達していました。
聞くところによると歳を取ると
誰もが知るとおり記憶力や思考スピードは衰えるものの、
逆に頭脳のシナプスは複雑に連結し合い、
より多用な視点で物事を考えられるようになる、
ということらしいです。
平たくは昔から言う「脳味噌のシワが増える」
というやつでしょうか。
脳内でシナプスが繋がることと、
脳内地図でポイントとポイントが繋がることが
オーバーラップする瞬間でした。
自転車で走り回っているうち、
それまで知らなかったり気付かなかった場所やモノに
どんどん自分オリジナルの繋がりが
意図せず出来ていくこと。
これは昔の自分には無かったことです。
散歩や車または電車では
距離や移動の性質から
この偶然は生まれにくく自転車ならではないでしょうか。
こういう、アレ? の発生待ちで
自転車に乗っているのかもしれません。
それにしても玉川上水・内藤新宿分水散歩道は
4、5年毎日素通りし続け、
小川水衛所はこれまで多摩湖行きで素通りし続けでした。
最低でもwikipedia調べ引用時に
気付いていてもいいんじゃないかと
自分の素通り体質に疑いを新たにするところではあります。
サイクリング中あちこちで玉川上水に遭遇し
名所的蓄積が増えているので、
甲州街道のようなおさらい的サイクリングを
してみてもいいかと思っている最近なのです。
<今日のひとネタ>
ファッション性の高いBMX街乗り自転車の発売情報です。
自分はロードバイクに乗りながらも
ローディらしい格好をあまりしないのですが、
速いと思われると困る、
というのも理由の一つです。
BMXだとオシャレであることが要求される気がして、
ちょっと敷居高いです・・・。