続きです。
碓氷峠最大の名所「碓氷第三橋梁」、
別名「めがね橋」に自転車は到着しています。
(写真下は大きさ比較の煙草がわりの車)
これまで見え隠れに同道してきた「アプトの道」、
今は見上げるばかり。
きみは立派だ僕は寂しい・・・。
煉瓦が贅沢です。
文化財としての鉄道施設と遊歩道の側面があって
管理がややこしそうです。
碓氷峠に水源がある碓氷川、
まだ大した水量を集めていないのか、
あまり見どころではありません。
「アプトの道」スタート地点のイラスト地図では
よくわからなかった観光スポットとの接続は
近くの駐車場で車を止めて
アプトの道の観光スポットまで歩きかつ登り、
然るのちに駐車場まで歩いて戻るべし、
という観光地のごく常識的な話だったのでした。
橋の下をウロウロして考え込みましたが、
この山腹をSPDシューズで登るのは
ゴメンだと結論しました。
フレンドリーな見た目で簡略化された案内地図は
詳細がわからず正直困ることもあるのです。
そして実地と見比べると確かに嘘は言ってない、
という描き方になっているのです。
あるいはこちらの読み取り力の欠落なのか・・。
この偉容と巨大感を味わえたことで
充分良しとします。
「めがね橋」架設の頃の説明。
それまで碓氷馬車鉄道の馬の
継替地点でもあったらしい言及がありますが、
いまひとつ現実感がありません。
やっぱり馬車鉄道復活の一手でしょう。
さすが名所、観光客たくさん。
やっぱりここでいつか
「アプトの道・オープンサイクリングデー」
が開催されることを期待して
今は「碓氷第三橋梁」を後にします。
再び碓氷峠を上り始めると
「めがね橋駐車場」風景。
混むのか混まないのか
よくわからない駐車場でした。
平地はこれくらいで、
またひたすら坂の世界に戻ります。
碓氷第五橋梁に到達。
碓氷峠には「18の橋梁」があり、
碓氷第三橋梁のめがね橋以外にも
途中、なかなかの景観が得られます。
このポイントで休んでいる年配の方がいたので
避けて写真を撮影していると、
遠く橋梁の山腹から何やら声がかかりました。
バスが来るので避けてやってくれ、
とか言っていたようです。
アプトの道散策の途中でへばって仲間から離れ、
バスに拾われるために山腹の階段を
車道までご降臨されたということらしい。
それくらいのアプトの道なのでした。
さすがは腐って・・もとい
歴史的変遷を経てマイルドになっても碓氷峠。
天下の険・箱根と並び称されただけのことはあり。
こちらはぼっちの自転車で、リタイアの余地無し。
死して屍、拾う者無し。
第六橋梁も第三橋梁以来、見物客無し。
それもどうかと・・・。
史跡ちゃんと見たれよ。
付近が「アプトの道」の終点らしく、
「熊ノ平駐車場」には
歩き疲れた観光客を拾うつもりの観光バスや
ホテル送迎らしいバスなどが人待ち顔で
駐車していました。
しかしこちらは未だ碓氷峠の上り半ば。
死して屍、拾う者無し。
死して屍、拾う者無し。
続きます。