秩父往還は三峯神社だけか/雁坂みち5

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続きです。

自転車は秩父往還の山梨部分・雁坂みちを
上りにかかっています。

雁坂みち風景

雁坂みち風景

地元の果物の売店がチラホラの沿道。

雁坂みち風景

雁坂みち風景

そこそこの斜度の上りですが、
路側帯の幅が充分で、
走り易い道がずっと続きます。

雁坂みち風景・交通安全祈願

雁坂みち風景・交通安全祈願

「雁坂みち」を示す一里塚とか何か
史跡があるのではないかという希望的観測は
今のところ叶えられていません。
ようやく現れた「雁坂みち」の案内は
現代の交通安全祈願なのでした。
いや志はありがたいのではありますが。

雁坂みち風景

雁坂みち風景

沿道にちょっと気になる神社。
そしてちょっと登る気にならない石段。
自転車を停めるにも担ぐにもビミョーで
スルーします。

雁坂みち風景

野生のサルも沿道に現れた頃、
ようやく一人、
サイクリストとすれ違いました。
目顔で挨拶を交わしましたが、
にこやかな笑顔、を通り越し、
気のせいかニヤニヤが混じったような
不思議な表情を浮かべていました。
好意は間違いないと思えたものの。
気になってその後しばらく
その表情の意味を反芻していました。

「この先の上りはキツイぜ。
そんなヌルい格好で大丈夫か?」
「行き止まり、わかってんのかな?」
「キミ、遅」

さてどれだろう?
単なる好意であれば良いのですが。

雁坂みち風景

雁坂みち風景

雁坂みち風景・乾徳山入口

「乾徳山入口」の案内。
乾徳山は夢窓疎石の修行した山らしく、
岩場が魅力的であるらしい。

乾徳山(wikipedia)

もっとも奇岩なんかが見られる場所に
ロードバイクが走れる道が通っていることは稀。
スルーの一択です。

雁坂みち風景

向こうの光が見えるトンネルは許容範囲です。

雁坂みち風景

見た目とかナンバーが写り込む等の問題あり、
車を避けて写真を撮っていますが、
そこそこの交通量はある街道です。
故に短いながらも、
トンネル内は歩道を走ります。
ガードレールこそありませんが、
幅はそれなりで許容範囲内です。

帰りもこのトンネルを同じノリで潜ったところ、
下り車線の歩道は幅が若干狭かったのでした。
・・・。許容範囲外でした。

雁坂みち風景

充分山中に入り込んだ気がしているのですが、
沿道に人家が散在します。
農地もさほどあると思えず、
昔の街道で商売をした名残かな、と
不思議な気持ち。
学校まで見かけ、福井県の田舎街で暮らした昔、
「分校」の子が同級生にいたことなんぞを
思い出したりしました。

分校(wikipedia)

雪深い冬の間は「花守」とかいう分校に通い、
春から本校に通うと同級生から
「おい分校」「花守」とからかわれながら
(愛はありつつも、たぶん)
ニコニコしている立派な男の子でした。
そんな回想と同時に浮かんだフレーズ、
当時ヒットした森進一の「冬のリヴィエラ」
(作詞・松本隆、作曲・大瀧詠一)を替えて
「春の花守 肥やしってヤツは〜」
と唄った友人の鈴木君、サイテーです。
(大喜びして一緒に唄ったもんだ・・・)

冬のリヴィエラ(wikipedia)

雁坂みち風景

雁坂みち風景

そんな福井県の一角と同じく、
冬は雪深くそして湿度も高いのだろうと
想像される建築様式が見える風景でした。

雁坂みち風景・下釜口発電所

雁坂みちの古道に入ったばかり、
「西川家住宅」付近で遠くに眺めたような
山の斜面の「下釜口発電所」には、
発電施設では見たことのないモニュメント。

雁坂みち風景・下釜口発電所

地下に建設された発電施設と、
古の信玄(またか)が隠した金山をひっかけ、
そこに金山探しと青い鳥のイメージを
結びつけた金の鳥、ということらしい。
そうと知っていたら・・・、
何もできないのですけれども。

黒川金山(wikipedia)

(「甲州金」さえも知らなかった)

雁坂みち風景・三峯神社看板

そしてなんとこんなところに、
「三峯神社」の案内。
懐かしくも不思議なものを見たような気持ち。

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旅行先に突如、自分の家が現れたかのようです。
写真奥にトンネルが見えますが、
どこでもドアででもあるかのような、
すぐ向こうが三峯神社ででもあるかのような
秩父往還つながった感。
「50km先」と下に書いてありますが。
同時に、途中に何も無いんかい、
という感想も無きにしも非ず・・。

しかしこの感慨を過ぎて
スマホ地図で見る限り、
今度のトンネルは短くないようです。
トンネルの少し前から側道が延びているので、
しばらくそちらを進みます。

雁坂みち風景

雁坂みち風景

これまでの経験では、
トンネルを迂回すると
なかなか面白いものが見られるのです。
トンネル建設以前の風景が
そのまま残っていたり。

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予想外の急な上りに出会したり、
その上りが全く無駄だったり、
も面白いと思えればの話ですが。

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続きます。

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