上目黒氷川神社には神がおはしました/富士塚9

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続きです。

江東区は富賀岡神社・砂町富士を後に
新橋、赤坂を過ぎ
首都高速3号渋谷線を下って
難所(!)渋谷を無事通過、
自転車は目黒区の北端に至りました。
早朝から走って距離はもちろんですが、
日中の暑さと日陰のない信号待ちがコタエます。

一時は江東区東端にまで至ったことを考えると、
帰宅途中とさえ言える位置ですが、
ここからが得てして長いものです。

上目黒氷川神社風景

首都高速3号渋谷線の高架下を南西に下っていくと、
神社付近には通りを渡る信号が無し。
エラい先まで下ってから折り返して戻り、
目黒富士のある筈の上目黒氷川神社に到着しました。

八幡神社と同様、
氷川神社もあちこちにゾロゾロある印象があり、
ここもホントに富士塚あるんだろうなと
何かに向かって詰問したい気満々です。
暑さと疲労で少々気がたっているのです。

上目黒氷川神社風景

上目黒氷川神社風景

素戔嗚命が主神、
大山道にも関係あり。ふむふむ。(スルー)
「目黒富士」の記述あり、安心しました。

上目黒氷川神社風景

とはいえ、この階段をどうしたものか。

「登山道が築かれ」と書いてあるので
この上の神社境内に築山の富士塚がある、
と想像しました。
神社のある区画を回って坂の向こうに
背後から神社に入れるのかどうか、
スマホで地図を見ましたが
どうもそれらしい口があるようには見えません。

気が進みませんが、
自転車を周囲のガードレールあたりに
ロックして石段を登るしかなさそうです。
担いで登ることもこれまで経験しており、
やぶさかではありませんが
このレベルの階段で敢行したことはありません。

上目黒氷川神社風景

国家権力を頼るのもちょっとどうかと思われ。

自転車を曳いてまた鳥居の元に戻り
階段を睨み見上げて、
スルーも考慮しつつ考えあぐねていると。

神が降臨しました。

「参拝はされましたか」
神はそう尋ねられた、のだったと思います。
小柄な痩せた老人が和やかに
そう話しかけてきました。
「ぜひ参拝してください」
「この神社の方ですか?」
そうではなく、いつもお詣りをして
階段を往復している、とのことでした。
「実は富士塚を見に来ただけなので、
この階段を登るかどうしようかと考えてました」
「登山道がこちらにありますよ」

先に立って教えてくれたのは
さきほどの交番のあるビルの脇階段。

上目黒氷川神社風景

「そこを上がったところです」
「これはわからない!」
神に心から礼を言って
階段を上がってみます。
自転車は担いで。

上目黒氷川神社風景・目黒富士

おお! これはわからない!

上目黒氷川神社風景・目黒富士

異世界への入り口感満載!

鳥居の脇に「1合目」の標柱。
神社の山と一体型の富士塚のパターンなのでした。

自転車をロックし登りにかかります。
正直、神の助け無しに
ここに至る人間があろうとは思えませんが。

朝から昼にかけ炎天下の街を50kmを走った後、
(何のために・・)
階段を見上げていた僅かな時間に
道を知る人が通りかかること。
そして疲労困憊で投げやり気味で
人にものを尋ねられない小心者に
その人が話しかけて教えてくれる奇跡を
神と呼ばずして何と呼ぶ。

この現象に感激しつつ
神の仰る通り必ず参拝しようと
これまでとは違った心持ちで富士塚を登ります。
・・どうも熱中症か何かだったと思われ。

続きます。

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