穏やかに笹子峠下り/甲府へ撤退6

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続きです。

江戸城から甲府城へ落ち延びる途中、
笹子隧道を過ぎ、
自転車は笹子峠を下りに入っています。

甲州街道風景・笹子峠

甲州街道風景・笹子峠

甲州街道風景・笹子峠

植生か地形のせいなのか、
やはり秩父山中とは雰囲気が違うようです。

甲州街道風景・笹子峠

まだ峠の頭頂部近く、
春の名残の花がチラホラ見えます。

甲州街道風景・笹子峠

春だったらもっとキレイだったことでしょう。

甲州街道風景・笹子峠

つづら折りも下りは快適そのものですが、
路面状況がなまじ良いため
調子に乗るとスピードが上がり過ぎ、
知らない道とてコースアウトしそうになります。

甲州街道風景・笹子峠

ただ上りと変わらず普通車両の通行はないので
自転車は気楽に下りを楽しめます。
本当に道が良いのです。

甲州街道風景・笹子峠

高度が下がってきたところで、
山の湧き水が渓流となって落ちて来ています。
それと交差しつつ道も下って行きます。

前出の柳田国男によると、
古い道は一般に川や渓谷沿いに
緩やかな上り(今なら下り)が続き、
頂上付近で急な上りになるものだとか。
それが近代になり荷車その他輸送が発達すると
勾配が少なく平均した道が必要となる、
というセオリーだそうな。

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前の記事の「甲州街道峠道」が
その急峻になった地点だった、
ということでしょうか。

「あなたの知らない世界」/甲府へ撤退5
続きです。 江戸城から甲州へ落ち延びる途中、 自転車での笹子峠の上りです。 標高1,00mちょっと、 かつての甲州街道最大の難関の筈ですが、 それほど厳しく感じられません。 ロードバイクにはそれほどキツい坂でもな...

甲州街道風景・笹子峠

そして昔は旅人の友であった渓谷も
現在の景観としては、

甲州街道風景・笹子峠

甲州街道風景・笹子峠

こんな具合でイマイチ。
堰の石垣とか、なかなかだと想像されるのですが。

甲州街道風景・笹子峠

なおもつづら折りを下り続け、

甲州街道風景・笹子峠

甲州街道風景・笹子峠

穏やかな里山風景の見晴らしまで下りてきました。
自分の地元で聴講した講演会
「井之頭御林にみる江戸幕府の森林政策」では
太田准教授は「里山は自然なんかではない」と
断言されてましたが。

甲州街道風景・笹子峠

眼下の集落へと道は続きます。

甲州街道風景・笹子峠

甲州街道風景・笹子峠

甲州街道風景・笹子峠

甲州街道風景・笹子峠

渓流も勢いを増し岩を穿ち
渓谷となって勢いを増しています。
やっぱり景観がいまひとつ、
水音だけがご馳走です。

甲州街道風景・笹子峠

標識は「JR甲斐大和駅・国道20号線」の文字。
県道212号日影笹子線からの合流間近です。

甲州街道風景・笹子峠

川には倒木。
「井之頭御林にみる江戸幕府の森林政策」では
江戸時代の御林では檜などの倒木なんかは
地元の民間に払い下げられ、
民はそれを細工することで良い稼ぎになったそうな。

御林(wikipedia)

現在は、山を離れ世代を経た
山を知らない不在地主が増えており、
あるいはそもそも山の所有者が誰かわからない、
等々により管理されない山の問題がある由。

甲州街道風景・笹子峠

「日影堰堤」は昭和の末の完成。

甲州街道風景・笹子峠

趣のある集落で、昔の宿だったかもしれませんが、
見たところでは特に案内なし。
そこはかとなく裏から集落に入ってきた感あり。

続きます。

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