「あなたの知らない世界」/甲府へ撤退5

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続きです。

江戸城から甲州へ落ち延びる途中、
自転車での笹子峠の上りです。
標高1,00mちょっと、
かつての甲州街道最大の難関の筈ですが、
それほど厳しく感じられません。

甲州街道風景

ロードバイクにはそれほどキツい坂でもなく、
山の中にもかかわらず道が終始良かったこと、
なんと言っても車両通行が無いので
安全この上なしの優良環境。
不安になるくらい向かいからも後ろからも
誰もやって来ません。

甲州街道風景

つづら折りながら
この広い車幅を独り占めです。

甲州街道風景

落石。
高く上がりすぎ見失ったフライが
選手が構えたミットから
はるか離れた地点に落ちる野球を
山中にて見る思いです。

甲州街道風景

甲州街道風景

標識を見て、アレ212号線? とよく考えたら
笹子峠の上り始めの分岐点で
新笹子隧道に向かったのが
国道20号線だったのでした。
現在上っているのは「山梨県道212号日影笹子線」
にして旧甲州街道なのです。

甲州街道風景

標識の消えかかった白文字は「甲州街道」と
書いてあるのでした。
どこまでもフィーチャーされていません。

甲州街道風景

そんな中、
ソロのハイキング男性一名を
つづら折りのはるか前方に見かけました。
こんな辺鄙な場所を一人歩くとはなんたる変人、
と思っていると遠く後方から
バイクのエンジン音が近づいてきました。
上りながらまさかと思っていると
ハイカー男性と自分とバイクが
一瞬、横一線で並んだのでした。
幹線道路でもない人気のない長い山道を、
それぞれ何十分と1人孤独に進んできた人間が
3人同時に道幅を分け合うタイミングが現れる不思議。
どんな確率なんでしょう。
六次の隔たりみたいに
ナントカの法則みたいなのがありそうな気もしますが
探し方がわかりません。

六次の隔たり(wikipedia)

甲州街道風景

甲州街道風景

谷を越え進みます。

上りがヘビーな山だったりすると、
途中で下るんじゃねえ!上りが増えるだろうが!!
と坂を罵倒したくなる時があります。
今回はそんなことなし。
1,000メートルとはいえ穏やかなもんです。

甲州街道風景

最近読んだ柳田国男「峠に関する二、三の考察」は
峠と谷そして荷車から汽車への時代変遷など、
非常に示唆に富んだ著作でした。

Amazon.co.jp: 峠に関する二、三の考察 eBook: 柳田 国男: Kindleストア

甲州街道風景

甲州街道風景

つづら折りがまだ続きます。

甲州街道風景

甲州街道風景

甲州街道風景・笹子隧道

そのつづら折りの最中、
見所の「笹子隧道」が目に入りました。

甲州街道風景・笹子隧道

笹子隧道(wikipedia)

甲州街道風景・笹子隧道

甲州街道風景・笹子隧道

昭和13年に開通、
昭和33年に新笹子隧道が開通、
となるとどの程度有用だったのか、
なかなか疑問ではあります。

甲州街道風景・笹子隧道

道路関係の車両なのか、
車が一台通っていきました。
それをやりすごして笹子隧道に近づきます。

甲州街道風景・笹子隧道

(トンネルを抜け甲州市側から撮影)

驚くべき車一台分の幅、
そしてもっと驚くべし照明が点灯しないのでした。
「あなたの知らない世界」視聴世代としては
昼とはいえ車以外の何者かが
後ろからやって来るとしか思えず
恐怖そのものなのでした。

あなたの知らない世界(wikipedia)

甲州街道風景・笹子隧道

外からの見た目からは想像できない怖さです。

甲州街道風景・笹子隧道

トンネルの中で甲州市に入っていたようです。

甲州街道風景

甲州街道風景

峠頂上の空に見えます。

甲州街道風景・峠道

「甲州街道峠道」の標識あり。
こちらがオリジナルの峠道だったのでしょうか。

甲州街道風景・峠道

旅人はともかく、
大砲まで備えた甲陽鎮撫隊が通ったとは
思えないのですが。
「歴女」なんかが声を上げてくれると
この待遇はなんとかなるものでしょうか。
沖田総司を欠いたあたりから新選組かたなし。
「ちんぶたい」の名前のウケが問題なのでしょうか。
だとしたら「珍走団」のネーミングのアイデアは
妥当だったと言わざるを得ません。

珍走団(wikipedia)

甲州街道風景

ともあれ難所の笹子峠、
それよりも電灯が点かず怖い笹子隧道を抜け、
あとは下るだけ。
と思われます。

続きます。

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