続きです。
広く流量豊かになった江戸川が大きく曲がっています。
この付近は松戸宿らしい。
土手の上から史跡らしきものを見つけ、
下りてみます。
ほぼ同じ地点の河川敷には
「下横町渡船場跡」というのもあった模様。
こちらは見逃しました。
渡しがやたらたくさんで麻痺気味です。
見逃してもあまり惜しくなし。
都道54号線と交差します。
ひょっとして江戸川サイクリングロードを下り始めて
最初の信号だったかもしれません。
東京スカイツリーも近づいてきました。
消えたと思っていた菜の花に
再び埋もれる江戸川サイクリングロード。
菜の花にはスカイツリーがよく似合う。
こんなに菜の花が似合うのは
・・二宮金次郎くらいでしょうか。
こんな地口が出るあたり、
あれほど自転車に乗って見たかった菜の花だらけの景色を、
既に数年分を見てしまった気分になっているようです。
河川敷を利用したゴルフ場には柳の木。
柳は湿地に生える性質があり、
おそらくゴルフ用地とは対局の筈で、
アジアっぽい独特の景色です。
気付くと「海から・・km」の数字が
20を切っていました。
このあたり、下界の市道と紛らわしい箇所あり。
間違えて少々走った土手下の農道では
積みわらと菜の花が揃いモネっぽい風景。
あるいはゴン太くんか・・。
「水五則」というものがあるらしい。
「太田道灌」と記されていますが、
本当は作者は不詳のようです。
ここまで太田道灌に関する何物も目にしておらず、
とくにゆかりがあるわけでも無さそう。
「矢切地先」の一里塚。
「野菊の墓」文学碑の案内や、
「音風景百選」の石碑、と
とにかくいろいろ並んでいます。
延々と江戸川サイクリングロードを辿り
結構飽き気味の自分の心理の反映のように、
なんとなくてんこ盛りで
まとまりのつかない景色が続きます。
「矢切の渡し」の看板が目に入りました。
「矢切の渡し」の文字を見た瞬間から、
自分の頭の中に
「わたしバカよね
おバカさんよね
後ろゆび後ろゆび指されても」
という細川たかしの歌声が再生されました。
子供の頃にTVで見て聞いたヒット曲です。
昭和の歌に多い子供にも「刺さる」フレーズで
大流行したものです。
さすがなかにし礼先生。
それで自分の脳内曲では
Aメロが上記「おバカさんよね」で、
その後ろがだいぶ飛んで、
サビに「矢切の〜渡し〜」となるのです。
調べてみると実際は
「おバカさんよね」は「心のこり」だったのでした。
とはいえ一度再生が始まってしまった脳内曲は
停止スイッチが見つからず。
細川たかしののびやかな歌声に乗って、
自転車は江戸川をゆるゆる下って行きます。
渡し舟に乗ったかの如く・・・。
終盤に向け引き締めねば。
続きます。
<今日のひとネタ>
「cyclestyle」で読んだ「トーキョーバイク」の記事。
新コンセプトのショップは、
自転車で行ってみたい店、
あるいは自転車の遠出の帰りなんかに
立ち寄ってみたい店、
という感じです。
レンタルバイク中心、ということですが。
コーヒーを飲みに立ち寄りたいです。