続きです。
想定の梅見ルートに基づき進みます。
皇居周辺を回り、
渋谷をかすって世田谷に入ります。
羽根木公園に着です。
こちらも梅まつりの最中でした。
公園入り口は、真っ盛り、
というわけではありませんでした。
梅祭りの会場は入り口から
家族ぐるみの和やかな雰囲気いっぱいで、
自転車系の余所者が入りにくい雰囲気でした。
・・・引き返しました。
新ホイールテストがてらの梅見行は
あまり満足のいく結果ではありませんでした。
公園沿いの道へ出て幹線道路に乗らんかとするところ、
異変に気がつきました。
腰から下の動きが重い。
始めは最近度々遭遇する腰痛かと思いましたが
感触がどうもそれらしくない。
腿、膝、ふくらはぎ、足が
それぞれ何かしら違和感です。
その中にわずかに知った感覚あり、
何かなあと思えば、なんと筋肉痛です。
これまでの経験のうちでは
クロスバイクに乗って初めて60km以上走った時や
ロードバイクで山あり谷あり100kmコースなど
これも初めて走るときに起きた脚のピクピク、
そんな感じです。
いくら最近寒さで引きこもりの鈍り気味とはいえ、
街乗りの中距離程度でこれは無いよなあ、と。
ハタと思い当たったのは新ホイールです。
これまでにない軽さそして剛性、
その転がりや反発力なんぞに
力の入れ方・入り方が
従来とかなり違っていたのではないか
使われていなかった筋肉や骨を
働かせることになっていたのでは、と。
ロードバイクの最上位モデルなんかも
素人にはカーボンの剛性が高すぎて
膝などを痛めやすいと聞きます。
おそらく同じ理屈なのだろうと推察しました。
理屈がついて納得はできたところで、
疲労は変わらず帰路も長い。
予想に無かったエッチラオッチラ状態ですが、
走るしかありません。
かといって従来の長距離乗った時のように
ホイールが重く感じられることは無く
走り始めと少しも変わらずあくまでも固く軽く、
なんとも不思議な感覚なのでした。
アニメ「弱虫ペダル」インターハイ箱根の
ラストの真波くんのような「翼パキーン状態」ですが
かの天才のように金属ライクな羽が生え替わるでもなく
予想外のヒーコラ状態でなんとか帰り着いた次第です。
初回とはいえ中距離程度でこれで、
そのうち慣れるものなのか
長距離で同じ負荷が長時間かかると
途中で走れなくなったり膝なんかを痛めたりしないか、
そんなことを気にしているところです。
貧脚が最上位ホイールへのグレードアップは
「昔ギリシャのイカロスは」(NHKみんなのうた)的な
無謀な試みだったということにならないでしょうか。
そういえば太陽のことを日輪とも言うなあと
余計な思考を重ねたりなんぞします。
家に帰りついてもその翌日でも
特に疲労が脚に残った様子はありませんでした。
あの強張った疲労感をどう対策付けてよいものか。
今後はもちろん山なんかに登り
新ホイールの威力を体感しそして
あの作家のように
「機材スポーツだからな」と独りごちてみたいのです。