行く当てのない土曜のポタラーは暗渠を探検する

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ムーンライダーズのアルバム「青空百景」に
「くれない埠頭」という曲があります。
以下、その歌詞の一部です。

吹きっさらしの夕陽のドック
海はつながれて風を見ている
行くあてのない土曜のドライバー
夢を見た日から今日まで走った
・・・

土曜に多摩川サイクリングロードを走っていて、
渡ろうと思っていた橋を
カンチガイして2つ3つ飛ばして、
目的地に行く気を
すっかり無くしてしまいました。

(カンチガイしすぎ、ではありますが、
あえて言うならEUROによる
寝不足の影響なのです)

そのまま「行く当てのない土曜のポタラー」です。
歌が頭の中をリフレインしていました。

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多摩川サイクリングロードから
関戸橋を渡り、多摩センター方面へ。
何があるかの予備知識ゼロで
見る景色は久しぶりです。

思いつきで住宅街を流れる川をしばらく辿ってみたり。
これも楽しい。

大栗川(手前)と乞田川の合流地点。
しばらく乞田川沿いを走ってみました。

川沿いの道路を一段下って遊歩道があります。
特に自転車禁止ではない模様。

暗渠の合流地点を発見。
ちょっと中に入ってみましょう。

というのはウソですが。
記憶の中でなら、それは可能なのです。

小学校1年までは長野県人をやっていました。
リーダー格だった兄と一緒に
近所の同世代の子たちと連れだって
毎日のように外を遊び回っていました。
田舎だったことと、
子供が元気な時代だったもので。
自分は腕白の正反対だったのですが。

そういう時期に
元気一杯好奇心旺盛だった兄が企画したのが
近所にあったこういう暗渠の中の探検です。
写真のように広くてリッパなのではなく、
もっと狭くて格子も一応嵌まっていて、
奧に何があるのかよくわからない感じ。
要するに子供が入りたい「洞窟」でした。
家の懐中電灯を持ち出し、
(当時はいっちょ前な探検道具でした)
リーダー格の小学4年のリーダー2人(1人は兄)、
中堅の3年生が1人、
下っ端の小学1年が自分ともう1人。
暗渠の入り口とか格子は普段からよく目にしていたせいか、
断片的な画像が記憶がありますが、
中は暗く狭く、
先頭に立った兄らの背中と懐中電灯の光と周囲の壁、
それらがイメージで残っているだけ。
なんか水が一杯になった地点から先に進めなくなって
引き返してきました。
怖かったのが半分、訳がわからなかったのが半分。
当時は大した冒険に思いましたが、
今の子供たちは、こんなことはやらないんじゃないでしょうか。
そういうガキ大将だった兄は、
今では穏やかな銀行員のおじさんで、
休みにはビールを飲んでは寝てばかりいるようです。

聞くところによると、
人が一生でしゃべる量はだいたい似たり寄ったりとなるそうで、
若い頃おしゃべりだった、というような人は
後年寡黙になるんだとか。
それでいくと
自分は今のペースでは残りの人生で噺家くらいにならないと
計算が合わない気がするのですが。
勇気凛々の少年らしい少年だった兄が老成してしまい、
へっぴり腰で兄たちに従いて行った自分が
土曜の昼間に見知らぬ土地を自転車で彷徨っているあたり、
その話は案外正鵠を射ているのかもしれません。

行くあてのない土曜のポタラー
今日は記憶の中を走った

でした。
子供に冒険のある時代だったのです。

<今日のひとネタ>
以前見つけて紹介した「ELLE」
オシャレで素敵です。

急激におしゃれスポットとして注目度が上がっている谷根千エリア。東京大学と東京芸術大学も近く、留学生も多数暮らすこの地区は買い物以外の楽しみ方を知っている、こなれた外国人観光客が殺到。現在東京で最もア...

「行くあてのない」「子供」「探検」「暗渠」ネタとの
ギャップでお楽しみください。

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