記憶の中の自転車(2)兄、自転車で川下りをする

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昨日に引き続き、体調不良にて、
以下、昨年7月の旧ブログからの転載でお茶濁しです。


仙川を辿る道で、
姿かたちももう定かではない
子供らのイメージが目にちらついていました。

小学1年生まで住んでいた長野市で
友達だった近所の子供らのイメージです。
特に、最後に彼らとつるんで歩いた冬の日の。
2年生の春から兵庫県住まいとなるため、
冬の引っ越しの最中でした。

社宅群の一角に住んでいたのと
昭和の近所付き合いというもので
手伝いには事欠きませんでした。

余剰人員(子供・自分と兄)は手持ち無沙汰で
現場を邪魔して回りましたが、
これが最後とうち揃ってやって来た
近所の子供らと一緒に、
大人らの心からの歓迎の笑顔を背に
遊びに出ました。

近所の遊び場を見て回っているうち、
いつものドブ川に出ました。
記憶の中のそれは、
幅は4、5メートルほどで、
周囲の斜面に合わせ
距離おそらく20メートルほどの間、
急流となっていました。
(あくまでも子供目線で)

急流上端の段差とゴミの間に、
三輪車が引っかかっていました。
長くそうだったような気がしますが、
その時偶然だったのかもしれません。
とにかくその光景が
兄の冒険心をインスパイアしたのです。
どこからどうやってか綱を調達してきて、
コンクリートあるいはゴミ伝いに
川の真ん中の三輪車に取り付き、
ハンドル回りに綱をかけるのに成功しました。
川下りをするのです。

自分を含むちびっ子の手下らが
岸から綱を引っ張る係です。
掛け声に合わせるか何かして、
兄が駈るマシンは
急流の飛沫の中に踊り出ました。
(客観的には、
幅4、5メートルの浅いドブ川、
壊れた三輪車、
彼はそれに中腰・半立ち乗り)
手下らが力を合わせて牽くこと数秒、
三輪車はゴミか川底に引っかかってひっくり返り、
兄は川の中に投げ出され尻餅をつきました。

どうやって帰ってきたか覚えがありませんが、
次に目に残っている光景は
引っ越しのゴミを燃やすドラム缶に背を向け、
尻をあぶっている兄の姿です。
さながらキャンプファイヤーというところでしょうか。
祭りは終わりました。

土手の斜面に廃材で
共に力を合わせ秘密基地を作り
共に潰れた基地の下敷きとなった仲間らと
兄と自分はそうして別れました。
今では顔も名前も人数も覚えていません。
ぼんやりしたイメージだけです。

<今日のひとネタ>

コンセプト型ソーシャルアパートメント、だそうです。
具体的な姿がなかなかイメージできませんが、
多分年齢のせいでしょう。

全国にビジネスホテル「ドーミーイン」や、国内最大規模のシェアを持つ学生・社員寮「ドーミー」を展開する株式会社共立メンテナンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:佐藤 充孝)は、自転車を通じて交流を…

ドラマの舞台にでも使われれば
納得がいくのかもしれません。

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