ADHDが自転車で行きますよと(1)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存
  • 1

自分はADHDなのです。おそらく。ごく軽度の。
人目にたつほどの症状ではなく、
診察・診断を受けたことはないものの。
と書いたところ、幼稚園生くらいの頃、
何の病院だかわからないところに
母親に連れて行かれたことを思い出しました。
当時どのようにヘンに見えたのかわかりませんが。
おそらく当のおっちょこちょいな母親の遺伝だと思われ、
それだけに気になったものかもしれません。

そんなことを書いたのは、
どうも最近、ADHDを含む発達障害の本の発刊が
急に増えて来ている様子なので。
改めて自分を見つめ直すかなどと
うち一冊を読んだりするとこれが
首肯すること頻りだったりします。

Amazon.co.jp: 発達障害

ADHDの典型的な症状としては
衝動性、多動性、不注意、物忘れ等が挙げられるようです。
自分に割り当てられたのは後ろの2つ、
「不注意」と「もの忘れ」でした。
これだけだと本人はそれなりに困ったものの、
活発な成長期や不安定な思春期の子供らの中では
単なるの出来の悪い生徒の一人として、
大して目立つことなく大過なく自覚もなく
学生時代を過ごせてしまいました。

初めて目立った形でADHDたるの本領が発揮されたのは
他ならぬ自動車教習所でした。
横からゲス野郎・・もとい教官にツベコベと
懇切丁寧な罵倒と命令を受けながら
周囲の状況を観察・判断し運転操作を行う、
ということがかなり出来なかったのです。
イヤになって足が遠ざかり、
教習所からの引きこもり(!)という時期も経て、
人の2、3倍の時間をかけ、期限ギリギリの
本当の最終日にようやく仮免を取得できたという始末。

最後の路上講義の後、
他の大勢よりはかなり人間に近いと思えていた教官が
「本当は教えることではないのだけど」とことわり、
「これが入学時の適性検査の結果だけどね」
「かなり注意力が散漫となっている」
「運転する時には充分に気をつけるように」
と親身なアドバイスをしてくれました。
ADHDとしての不注意はもちろんですが、
ほかの特性のひとつ「興味のないことには注意が向かない」
の発露でもあったのでしょう。
ともあれ彼の注意を是として
(そしてついでにコレ幸いと)
仮免試験を最後として、
以来車には一度として乗っていません。
有り体に言って、
最後まで興味の持てなかった車の運転をして
事故の加害者となったり、
賠償責任で一生苦しむのはゴメンなのでした。
エンジンがついていたり自分より大きな乗り物を扱うのも
かなり性に合わない感じがしていたこともあり。
東京にいる限り、車が無くて困ることはないので、
ついでに住むところもココと決めてしまったくらい。
運転免許は身分証明書として活躍を続けています。

さてそうしてごく自然に押し込められた
自分の心の中のわずかなアウトドア気質は、
云年云十年を経て朝日を浴びて帰って来たわけです。
自転車に乗って。

夕陽に消えたあのヒーロー(サイクルトレーナー)が帰って来た模様
「巨人の星」というなんとも重苦しい作品が 子供の頃のその昔にありました。 兄が買ってもらった原作マンガが家にあって、 その続きをまた自分が買ってもらったりしていました。 アニメも見ていたらしいものの、 その頃の記憶はありません。 ...

続きます。

イクリング・ブックのストア

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Evernoteに保存Evernoteに保存

フォローする

ツールバーへスキップ